物理変化と化学変化
物質の変化には、物理変化と化学変化があります。その違いを一言で表すならば、化学的な組成の変化が伴い"異なる物質になるか否か"になります。
物理変化は形状・状態が変化するのみで同一の物質のままであるため、"化学反応式が書けません"。それに対して、化学変化では別の物質に変化するため"化学反応式が書けます"。
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物理変化
物理変化とは、物質の形、状態が変化する現象のことをいいます。
例としては、次の様なものが挙げられます。
物質の状態変化
物質が、固体、液体、気体に変化する。(参考:物質の三態)
物質の変形
例:ばねを伸ばす。
溶解
例:食塩を水に溶かし、食塩水をつくる。
混合
例:エチルアルコールとメチルアルコールやホルマリンを加え変性アルコールをつくる。
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化学変化
化学変化とは、ある物質が別の物質に変化し元々もっていた性質が変化する現象のことをいいます。
化合
2種類以上の物質が結合し、別の物質になる変化のことです。酸化反応、還元反応、付加反応の様に具体的な反応名で呼ばれることもあります。
分解
ある化合物が2種類以上の物質に分かれる変化。熱分解や電気分解などがあります。
複分解
2種類の化合物が、原子や原子団を入れ変えて別の化合物になる変化。
置換
ある化合物中の原子または原子団が別の原子または原子団と置き換わる反応。
重合
同じ分子が2個以上結合して分子量の大きな化合物(高分子)をつくる反応。付加重合と縮合重合があります。
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