図解でわかる危険物取扱者講座

保安距離と保有空地

製造所等では火災発生時に周囲の建物への被害防止と円滑な消火活動実施のため保安距離と保有空地が設けられています。

保安距離

保安距離(ほあんきょり)とは、製造所等火災爆発が起こった時に保安対象物(付近の建物のこと)に影響を及ぼさないようにするために確保する一定の距離のことです。

保安距離が必要な製造所等

保安対象物と保安距離

必要な保安距離は各保安対象物ごとに定められています。

保安対象物と保安距離

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保有空地

保有空地(ほゆうくうち)とは、火災発生時の消火活動と延焼防止のために製造所等の周りに設けられる空地のことです。

保有空地

消火と延焼防止のさまたげになるため、保有空地には、何も物を置くことができません。

保有空地が必要な製造所等

保安距離が必要な5つの施設にプラス2施設加わります。

敷地内距離

敷地内距離(しきちないきょり)とは、タンクの側板から敷地境界線までの距離のことで、隣接する建築物等の延焼防止のために設けられます。

屋外タンク貯蔵所には、敷地内距離が必要!

屋外タンク貯蔵所引火点を有する液体危険物を貯蔵・取り扱う場合、敷地内距離を設けることが義務付けられています。

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