アルカリ金属とアルカリ土類金属
アルカリ金属のリチウム(Li)、アルカリ土類金属(アルカリ どるい きんぞく)のカルシウム(Ca)とバリウム(Ba)について学びます。
カリウム(K)とナトリウム(Na)もアルカリ金属ですが、消防法では独立した物品として別カテゴリで扱っています。
また、リチウムは禁水性のみで自然発火性がないことも気を付けてください。
共通の性質としては、水と反応して水素を発生すること、灯油などの保護液に貯蔵することが挙げられます。
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それぞれの物品の特徴、火災予防の方法、消火の方法は次のようになります。
リチウム Li (アルカリ金属)
ガラスや陶器の添加剤、リチウム電池やリチウムイオン電池などに使われています。
特徴
火災予防の方法
- 火気、加熱を避ける。
- 容器に密栓して保存する。
- 水分との接触を避ける。
- 灯油中に保存する。
消火の方法
- 乾燥砂等による窒息消火する。
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カルシウム Ca (アルカリ土類金属)
特徴
- 銀白色の固体である。
- 燃焼すると酸化カルシウム(生石灰)を生じる。
- 水と反応し、水素を発生する。
- 水素と高温下で反応すると、水素化カルシウムを生じる。
- 橙色(だいだいいろ)の炎を出して、燃焼する。
- 粉末状にすると、自然発火の危険性がある。
火災予防の方法
- 火気、加熱を避ける。
- 容器に密栓して保存する。
- 水分との接触を避ける。
- 灯油中に保存する。
消火の方法
- 乾燥砂等による窒息消火する。
バリウム Ba (アルカリ土類金属)
特徴
- 銀白色の固体である。
- 水と反応し、水素を発生する。
- 粉末状にすると、自然発火の危険性がある。
火災予防の方法
- 火気、加熱を避ける。
- 容器に密栓して保存する。
- 水分との接触を避ける。
- 灯油中に保存する。
消火の方法
- 乾燥砂等による窒息消火する。
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