図解でわかる危険物取扱者講座

標識と掲示板

標識と掲示板の違い

危険物施設には、製造所等であることを示す標識と防火に必要なことを記載した掲示板の設置が義務付けられています。

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標識

どんな施設かを表します。

標識の種類

以下の2種類があります。

製造所等のもの

幅0.3m以上、長さ0.6m以上の板に、地は白色、文字は黒色で記載します。

標識の例

移動タンク貯蔵所のもの

1辺0.3m以上0.4m以下の正方形の板に、地は黒色、文字は黄色の反射塗料等で『危』と記載します。

移動タンク貯蔵所には『危』の標識が必要

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掲示板

防火に必要な項目を記載します。

掲示板の種類

主な掲示板は、次の通り。

危険物を表示するもの

幅0.3m以上、長さ0.6m以上の板に、地は白色、文字は黒色で記載します。
記載項目は、次の通り。

注意事項を表示するもの

危険物の性質の応じて注意事項を掲示します。

種類 対象の危険物

第1類危険物 アルカリ金属の過酸化物
第3類危険物 禁水性物品



第2類危険物 引火性固体以外



第2類危険物 引火性固体
第3類危険物 自己発火性物品
第4類危険物 すべて
第5類危険物 すべて
  • 禁水
  • 火気注意
  • 火気厳禁

給油取扱所のみに表示するもの

幅0.3m以上、長さ0.6m以上の板に、地は黄赤色、文字は黒色で『給油中エンジン停止』と記載した掲示板を設けます。

給油中エンジン停止

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