図解でわかる危険物取扱者講座

黄りん

黄りん

黄りん(おう りん)は、第2類危険物である赤りん同素体です。

他の多くの第3類危険物とは異なり、禁水性は無く自然発火性のみ持つことに注意しましょう。

黄りんは、自然発火性のみ持ちます。

20世紀初頭までは、マッチ(黄りんマッチ)の原料として用いられてきました。しかし、その自然発火性毒性から、現在では黄りんマッチの製造は禁止されています。今は、赤りんがマッチの原料として使用されています。

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特徴、火災予防の方法、消火の方法は次のようになります。

黄りん P

特徴

  • 白色または淡黄色(たんこうしょく)のロウ状の固体である。
  • ニラに似た不快臭を有する。
  • 猛毒である。(内服すると数時間で死亡する。)
  • 空気中で徐々に酸化し、白煙を生じ、自然発火する。
  • 発火点は、約50℃である。
  • 燃焼の際に、有毒な五酸化二りんを生じる。

黄りんは、燃焼すると五酸化二りんを生じます。

  • アルカリと接触すると、有毒なりん化水素ガスを生じる。

黄りんは、アルカリと接触すると、りん化水素を生じます。

  • 硫黄と反応し、発火・爆発する。
  • ハロゲン化物と反応し、有毒ガスを発生させる。よって、ハロゲン化物消火剤は使用できない。
  • 皮膚に接触すると、火傷を起こす。

火傷に注意!

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火災予防の方法

  • 火気を避ける。
  • 直射日光を避ける。

直射日光を避ける!

  • 冷暗所に貯蔵する。(暗所では、青白色(せいはくしょく)のりん光を発する)
  • 空気に触れると、自然発火する恐れがあるため、水中保存する。(禁水性の性質はない。 )

黄りんの水中保存

※保護液である水が、酸性になるのを防ぐため弱アルカリ性に保つ。しかし高アルカリ性になるとりん化水素が発生してしまうので注意が必要。ちなみに、有機溶剤は、水よりも多くの酸素を溶解するため保護液としては適しません。

消火の方法

  • 融点が低く(44℃)、火災の際に流動するため、土砂を用いて消火する。

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