危険物とは② - 危険物の特徴
前ページでは危険物の定義について勉強しました。次は、特徴について見ていきましょう。
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6つの分類
危険物は、持っている特徴によって第1類から第6類の6つに分類されます。
類別 | 性質 | 特徴 |
---|---|---|
第1類 | 酸化性固体 | 可燃物の燃焼を促進する固体。 |
第2類 | 可燃性固体 | 火災で着火しやすい固体。 低温で引火しやすい固体。 |
第3類 | 自然発火性物質 及び 禁水性物質 |
空気中で自然発火する固体または液体。 水と接触し発火する液体または固体。 |
第4類 | 引火性液体 | 引火しやすい液体 |
第5類 | 自己反応性物質 | 酸素が無くても自ら燃焼できる固体または液体。 |
第6類 | 酸化性液体 | 可燃物の燃焼を促進する液体。 |
参考:危険物の性質と火災予防、消火方法 |
危険物は固体と液体のみ
ここで、重要なことは、消防法で指定されている危険物は固体と液体のみで気体のものはないということです。
よって、プロパンガスやアセチレンガス等の可燃性の気体は、火災を引き起こす危険性はありますが、消防法上の危険物には該当しないということです。
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可燃物と支燃物の分類
また、第2類から第5類のように可燃物だけではなく、第1類や第6類のような支燃物(燃焼を支える酸素供給源)も指定されています。(参考:燃焼の3要素)
まとめ
以上を一覧表にするとこんな感じになります。
類別 | 性質 | 可燃物 | 固体 | 液体 |
---|---|---|---|---|
第1類 | 酸化性固体 | × | ○ | × |
第2類 | 可燃性固体 | ○ | ○ | × |
第3類 | 自然発火性物質及び禁水性物質 | ○ | ○ | ○ |
第4類 | 引火性液体 | ○ | × | ○ |
第5類 | 自己反応性物質 | ○ | ○ | ○ |
第6類 | 酸化性液体 | × | × | ○ |
どの物品が可燃物なのか、固体であるのか、液体であるのかに注目してください。
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