化学の法則
化学の諸法則を理解していきましょう。
質量保存の法則
質量保存の法則(しつりょうほぞんのほうそく)とは、化学変化の前後で物質の質量は変化しないという法則です。質量不変の法則(しつりょうふへんのほうそく)ともいいます。
なぜ質量が変化しないのか?
化学変化では、原子の組み合わせが変わるだけで、原子の種類や数には変化がありません。そのため、質量にも変化は生じません。
気体が発生する反応の場合は、密閉容器で反応が起こっていることが前提となります。密閉していない場所で反応が起こる場合は、気体が逃げていくので全体の質量が変わってしまいます。
定比例の法則
定比例の法則(ていひれいのほうそく)とは、化合物中の元素の質量比は、その生成法の違いに関わらず常に一定になるという法則のことです。
倍数比例の法則
倍数比例の法則(ばいすうひれいのほうそく)とは、2つの元素が化合して2種類以上の化合物ができるとき、一方の元素の一定量と反応する他の元素の質量の比は、簡単な整数の比になるという法則のことです。