図解でわかる危険物取扱者講座

危険物保安監督者とは

危険物保安監督者

危険物保安監督者(きけんぶつ ほあん かんとくしゃ)とは、危険物の取扱作業において保安の監督業務を行う者のことをいいます。

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事業所に複数の危険物施設がある場合は、個々の施設ごとに選任が必要になります。選任と解任は、製造所等の所有者等が行います。

危険物保安監督者の選任と解任

また、選任・解任を行ったときは、遅滞なく市町村長等に届け出る必要があります。

必要な資格

ただし、乙種の場合は免状を取得した類の危険物保安監督者に限られます。

例えば、乙4の免状のみを持っている人は乙4のみ、乙1の免状のみを持っている人は乙1のみ扱う危険物保安監督者になることができます。

危険物保安監督者になるための資格

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選任を常に必要とする施設

指定数量にかかわらず、常に危険物保安監督者を選任しなければならない施設は、次の4つです。

選任を常に必要としない施設

指定数量にかかわらず、常に危険物保安監督者を選任しなくていい施設は、次の1つのみです。

移動タンク貯蔵所には、危険物保安監督者が必要ありません。

移動タンク貯蔵所(タンクローリー)は、運転手に任せる以外の方法がないので、危険物保安監督者を必要としないことがわかりますよね。

主な業務

  • 危険物を取り扱う作業者への指示をおこなう。
  • 補佐役の危険物施設保安員への指示をおこなう。
  • 災害が発生したときの応急措置と消防機関への連絡をおこなう。
  • 隣接する施設の関係者との連絡を保つ。

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