石油類の分類
第4類危険物には、石油由来の物品が多く含まれています。
石油類について学ぶにあたり、まずは石油とは何かについて確認していきましょう。
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石油とは
石油(せきゆ)とは、油田から採掘される炭化水素を主成分とした液状の油のことです。
原油
未精製の石油のことを原油(げんゆ)といいます。分留によって石油ガスやガソリン、灯油、軽油、重油などに分離して利用されます。
こうして得られた各種物品は、引火性を持つことから、消防法で石油類として引火性液体(第4類危険物)に指定されています。
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分類方法と危険度
石油類は、引火点の違いによって第1石油類から第4石油類まで分類されています。
危険性は、引火点の低い第1石油類が最も高く、以下第2、第3、第4の順になります。
定義
それぞれの定義は、次の様になります。
- 第1石油類 | 1気圧において引火点が21℃未満のもの。
- 第2石油類 | 1気圧において引火点が21℃以上70℃未満のもの。
- 第3石油類 | 1気圧において引火点が70℃以上200℃未満のもの。
- 第4石油類 | 1気圧において引火点が200℃以上250℃未満のもの。
詳しい性質については、次ページ以降で確認していきましょう。
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