図解でわかる危険物取扱者講座

硫黄

硫黄

ここでは、硫黄について学びます。

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特徴、火災予防の方法、消火の方法は次のようになります。

硫黄 S

硫酸や黒色火薬の原料などとして用いられます。

特徴

  • 黄色固体または粉末である。

硫黄は、黄色の固体または粉末です。

  • 融点115℃である。
  • 融点が低いため、燃焼の際、液化して流動しやすい。
  • 無味無臭である。
  • 水より重い。(液比重1.8)
  • 二硫化炭素に溶ける。

二硫化炭素

硫黄の粉末は、粉じん爆発の危険性があります。

  • 約360℃発火し、亜硫酸ガス(二酸化硫黄)を発生する。

硫黄は、約360℃で発火し亜硫酸ガスを発生させます。

  • 電気の不良導体のため、静電気を発生しやすい。

硫黄は、静電気が発生しやすい。

  • 黒色火薬の原料である。酸化剤として硝酸カリウム還元剤(可燃物)として硫黄、木炭が用いられる。

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火災予防の方法

  • 密栓して容器に保存する。
  • 塊状のものは、わら袋麻袋"にも"貯蔵できる。
  • 粉末状のものは、二層以上のクラフト紙内袋付き麻袋"にも"貯蔵できる。

消火の方法

  • 土砂で流動を防ぎつつ、霧状の水による冷却消火を行う。

棒状の水は、流動している硫黄を飛散させるため使用することはできません。

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