図解でわかる危険物取扱者講座

マグネシウム

マグネシウム

消防法ではすべてのマグネシウムが規制されているのではなく、以下のものが除外されています。

目開き2mmの網ふるいを通過しないもの、および直径が2mm以上の棒状のものは除く

マグネシウムが危険物かどうかの判断

マグネシウムは、携帯電話やパソコンなどの筐体(きょうたい; ケースのこと)に使われることがあり、研磨加工時に、粉じんが舞うことがあるので粉じん爆発を起こさないように注意が必要です。

また、燃焼中のマグネシウムに放水すると、水素が発生して爆発する危険性があるため、乾燥砂などで窒息消火を行います。

ちなみに、2014年5月13日に起こった東京都町田市の金属加工工場の火災の原因物質でもあります。

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マグネシウム Mg

特徴

  • 銀白色粉末またはフレーク状のものである。
  • 水より重い。(液比重1.7)
  • に溶け、水素を発生する。

鉄は、酸と反応し水素を発生します。

  • 熱水と反応して、水素を発生する。

鉄粉は、水と反応し発火する危険性があります。

  • 空気中の水分により、自然発火する危険性がある。
  • 白光を放って燃焼する。
  • 燃焼すると、酸化マグネシウム(MgO)になる。
  • 粉じん爆発を起こすことがある。

火災予防の方法

  • 火気水分を避ける。
  • 密栓して保存する。

消火の方法

  • 乾燥砂金属火災用粉末消火剤による窒息消火を行う。

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