アルキルリチウム
アルキルリチウムとは、アルキル基(-R)とリチウム(Li)原子が結合した化合物の総称のことです。
メチルリチウムやエチルリチウム、n-ブチルリチウムなどがあります。
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ここでは、試験に出やすいn-ブチルリチウムの特徴、火災予防の方法、消火の方法を見てみましょう。
n-ブチルリチウム C4H9Li
nは「ノルマル」と読み、炭素鎖が枝分かれしていないことを表しています。NBLやn-BuLiの名称で呼ばれることもあります。
有機合成において活用されています。空気中で発火する危険な物質ですので不活性ガス中で保存・取り扱いを行います。
特徴
- 黄褐色(おうかっしょく)の液体である。
- 空気中で白煙を生じ、燃焼する。
- 水と激しく反応する。
- アルコールと激しく反応する。
- ジエチルエーテルに溶ける。
- ベンゼンに溶ける。
- ベンゼンやヘキサン等で希釈すると、反応性が低減される。
- パラフィン系炭化水素に溶ける。
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火災予防の方法
- 不活性ガス中で貯蔵し、水や空気に触れさせないようにする。
- 容器は耐圧性のものを使用し、容器の破損防止のため安全弁または可溶弁をつける。
消火の方法
火勢が小さい場合
- 粉末消火剤を用いる。
火勢が大きい場合
- 乾燥砂で流出を防ぎ火勢を抑制しつつ、燃え尽きるまで監視する。
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