ナトリウム
ナトリウム(Na)は、イオン化傾向が大きいため、酸化されやすく水と激しく反応する性質をもっています。
スポンサーリンク
特徴、火災予防の方法、消火の方法は次のようになります。
ナトリウム Na
ナトリウムランプやNaS電池(なす でんち)の負極などとして用いられています。
水を掛けると発火・爆発する恐れがあるため、火災の際は乾燥砂を掛けることで窒息消火します。
特徴
- 銀白色の固体である。
- 水と激しく反応し、水素と熱を発生する。
- ハロゲン元素と激しく反応する。よって、ハロゲン化物消火剤は使用できない。
- 皮膚に触れると炎症の原因となる。
- 空気中に放置すると自然発火する危険性がある。
- 融点以上に加熱すると、黄色の炎をだして燃焼する。
スポンサーリンク
火災予防の方法
- 貯蔵する場所の床面は、湿気を避けて地面よりも高くする。
- 空気中の水分を避けるため、小分けして灯油中に保存する。
消火の方法
- 乾燥砂等による窒息消火を行う。
スポンサーリンク
関連記事を読んで理解を深めよう!
乙3対策 - 第3類危険物の各物品を学ぼう!
- 第3類危険物(自然発火性物質および禁水性物質)とは
- カリウム - 紫色の炎を出す危険物
- アルキルアルミニウム - ハロゲン元素に注意!消火困難な危険物
- アルキルリチウム
- 黄りん - 水中保存。自然発火性のみの危険物
- アルカリ金属とアルカリ土類金属 - 禁水性のみのリチウム他
- 有機金属化合物 - 金属と有機化合物の危険な組み合わせ
- 金属の水素化物
- 金属のりん化物
- カルシウム及びアルミニウムの炭化物
- その他政令で定めるもの - トリクロロシランを例として
- 乙3危険物のまとめ